なんだ?短鎖脂肪酸って
前回お伝えした短鎖脂肪酸ですが、いったいどうして作られて、どんな働きがあるのか、今回お伝えします。
人の場合、酢酸、プロピオン酸、酪酸が代表的な短鎖脂肪酸です。
短鎖脂肪酸は、食物にも含まれますが、ほとんど小腸で吸収されてしまいます。大腸で必要なのに。
では、どうするかというと、腸内細菌が小腸で消化されなかった食物繊維を使って発酵させて、短鎖脂肪酸を作ってくれます。
短鎖脂肪酸は、蠕動運動を促したり、腸壁の粘膜を強くしたりする他に、肥満予防、アレルギー予防、糖尿病予防、セロトニンの分泌、動脈硬化予防、がん予防、活性酸素の中和などなど、私たちの健康に大きく貢献しています。
腸内細菌のバランスの乱れは、短鎖脂肪酸の乱れにつながります。このことからも腸活は大事ですね。