便の旅
便の形成と排泄は大腸の仕事です。
小腸までに消化吸収された食べ物は、まだ水分が多くドロドロしています。大腸内を進むにつれて水分が吸収されて固形化されて便となります。
大腸の仕事で重要なのが「蠕動運動」と「粘液分泌」です。蠕動運動は腸が縮んでは緩みを繰り返して、便を肛門のほうに送ります。その時に便が腸壁を傷つけないように腸壁から粘膜が出て便をコーティングしていきます。そして直腸に近いところで大腸は水分を出して一気に外に押し出そうとします。
健康な腸は、この「蠕動運動」と「粘液分泌」に関係があるといえます。
この二つの仕事をコントロールしているのが「短鎖脂肪酸」でそれを作っているのが、腸内細菌です。
「短鎖脂肪酸」については次回のブログでお伝えします。