薬効が変わる?腸内細菌で、、、

薬効が変わる?腸内細菌で、、、

最近の研究で、特に漢方薬の効能と腸内細菌の関係が明らかになってきています。

漢方薬に含まれる植物成分は、腸内細菌によって分解され、その結果、有効成分が生成されます。

例えば、葛根湯に含まれるプエラリンは、腸内細菌によって分解され、抗炎症作用や免疫調整作用を持つ代謝物が生成されることが知られています。

甘草(カンゾウ)の成分のひとつである配糖体グリチルリチンは、一部の腸内細菌が産生するβ-グルクロニダーゼによってグリチルレチン酸に変換されます。グリチルレチン酸には抗炎症作用などがあることが知られています。

漢方薬に含まれる糖の鎖を、腸内細菌が切断して、代謝することで、体内に吸収されやすくなり、より薬の効果も発揮されやすいのです。

さらに、生薬である漢方薬は腸内フローラのバランスを改善し、有害な細菌の抑制や有益な細菌の増加を促進します。

これにより、腸内環境が整えられ、全身の健康が向上します。したがって、漢方薬の効果は、直接的な薬理作用に加えて、腸内細菌との相互作用を通じて発揮されることが多いのです。

薬と言っても漢方薬は生薬なので、科学的に作られた西洋薬と違って、腸内細菌にお役立ちのこともあるのですね。


鉄板のオススメ商品

10日間お試しパック

カート

1週間お試しパック

カート

3週間すっきり実感パック

カート